【函館市】「えっ? こんな場所に?」 函館山近くに残る戦争の痕跡『要塞第一地帯標』とは

こちらは『要塞第一地帯標(ようさいだいいちちたいひょう)』です。
場所は「ええっ? こんなところに?」と思ってもらいたく、できれば自力で探してほしいため、あえて説明したくありません。


南部坂の歩道とだけ説明させていただきます。

実は、函館山は1945年の第2次世界大戦まで「津軽要塞(函館要塞)」と呼ばれていたのを知っていますか?
津軽海峡の制海権保持と防護のために砲台などの軍事施設があり、写真撮影だけではなくスケッチすることすら禁止されていた頃があるそうです。
※現代のように一般人が立ち入れるようになったのは敗戦後だったそうです。

そんな戦争の痕跡を、この『要塞第一地帯標』で感じることができます。
『要塞第一地帯標』とは、明治~昭和初期に制定された「要塞地帯法」に基づき、陸海軍の要塞周辺(第1区)を明示するために設置された石柱標識です。
函館の他、津軽・東京湾、由良、秩父など各地の要塞周辺に現在も残っており、歴史的な遺構として、地帯標、区域標・通し番号などが刻まれています。
そう、歴史的な遺構なのですが。。。
本来は『要塞第一地帯標』と刻まれていたそうですが、歩道整備の際に下部が埋まってしまい、現在は文字の一部が見えなくなっています。
そう、歴史的な遺構(あえて2回言います)
歴史的な標石は現在、個人宅の敷地内や草むらや住宅の裏手などの管理が難しい場所に放置されているケースがあるそうで、文化財としての認識・市内の歴史的建造物として案内されているものがある一方で看板が設置されていないなど、目立たない状態のものがほとんどなのだそうです。
函館に限った話ではないようです。
ただ、看板などが無く目立たない状態であるだけに、見つけた瞬間に「みーつけた!」と自分だけが知っている特別な宝さがしのような感覚を覚えたりもするので、ぜひ探してみていただきたいです。

- 住所
- 函館市元町19-7
- 電話番号
- 0138-23-3105
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。






