【函館市】函館の坂で一番長い『弥生坂』!明治12年までは2本の坂だったことを知っていましたか?

こちらは『弥生坂』です。

函館の坂の中では、一番長い坂(約720m)で、函館山の奥まったところまであります。

上へ行くほどもの凄い急勾配になります。

 

明治12年までは、2本の坂でしたが(東側『称名寺坂』西側『改心坂』といっていたそうです)明治12年の大火のあと、現在の1本の坂になりました。

この時、地域の繁栄や発展を願い出発を意味する『弥生』という名前がつけられました。

坂の下の方にある『沖之口番所跡』は、海上交通の税金徴収のために松前藩が18世紀初めに設置したもので、その後、改称されながら『函館西警察署』となりました。(現在『函館西警察署』『海岸町』に移転しています。)

★『沖之口番所跡はこちら↓

坂の途中には、石川啄木が教鞭を執った『弥生小学校(当時は弥生尋常小学校)』もあります。
1882年(明治15年)創建、昭和9年の大火の後にコンクリート造りの耐火建築で再建されましたが、2010年に老朽化のため解体され、2012年に旧校舎の外壁を一部だけ利用して新校舎となりました。

『弥生小学校』はこちら↓

『弥生坂』を3分の2ほど上がったところで右に曲がると、木々に囲まれるような形で大きな石碑があります。

この石碑は『己巳役海軍戦死碑(きしのえきかいぐんせんしひ)』で、箱館戦争で被爆沈没した新政府軍の軍隊『朝陽』の戦死者を祀っています。

★『己巳役海軍戦死碑』はこちら↓

★『弥生坂』はこちら↓

(Nagare〆)

2020/03/29 07:00 2020/03/30 15:51
Nagare〆

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