【函館市】特別史跡五稜郭跡にある『兵糧庫』が1か月間特別公開されます。
今年も8月1日(日)~8月31日(火)まで奉行所向かいの兵糧庫を無料公開致します。
一年の内、兵糧庫内を見学出来るのは、この1か月間のみです。
また、1日には奉行所スタッフの解説付き見学会(申込不要)も行います。
11時~と14時~の2回、各20分程度の予定です。
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戊辰戦争の最後の舞台となった「特別史跡五稜郭跡」には、1864年に建てられた『兵糧庫(ひょうろうこ)』が現存しており、2021年8月1日(日)~8月31日(火)まで特別公開されます。
通常は、外観のみしか見ることができませんが毎年8月の1か月間のみ、内部が特別公開されます。
8月1日には奉行所スタッフによる解説付き見学会(申込不要)も実施されるそうです。
※11:00・14:00 各回20分程度の予定だそうです。
『兵糧庫』は、1864年に五稜郭が築造された「函館奉行所」が完成した時期に建てられたものです。
『兵糧庫』は、五稜郭の築造当時の目論見書きには「土蔵」とだけしか明記されていないそうですが、食糧庫として使用されていたと考えられているそうです。
箱館戦争終結した後、五稜郭内の建物は「函館奉行所」をはじめとしてほぼすべてが解体されたのですが、この土蔵造りの『兵糧庫』だけは手をつけられずに残りました。
幕末から明治維新の激動の中、解体を免れた唯一の歴史的建造物です。
あそこの「兵糧庫」は函館戦争前からあるものだ pic.twitter.com/Uw4pT64vxr
— マドゥリ (@nekozuki2nyan) July 20, 2021
『兵糧庫』は、復旧工事が行われる前は、外壁に長い板材を横に用いて板の下端が少し重なるように張られた下見板張りになっていてそうで、名前もいつからか『兵糧庫』と呼ばれるようになっており建築当初の姿とはかけ離れた姿になっていたそうです。
しかし、老朽化や破損が進行したため1972年~1973年にかけて、解体を伴う復元・復旧工事が行われ建築当初の土蔵造りの姿になりました。
その後2001年~2002年に行われた発掘調査で得られた柱穴の位置をもとに元来附属していたと推定される下屋(庇屋)などの復元を含む整備も行われ、現在の姿となりました。
当時の木材など可能な限り再利用されたそうです。
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