【函館市】『サラキ岬チューリップフェア2020』は中止になりましたがチューリップ園は通常通り開放されています!
こちらは木古内町の『サラキ岬』です。
岬からは、函館山と津軽海峡を一望できます。
『サラキ岬』の岩礁は沖合に浅く突き出ており、明治時代に『咸臨丸(かんりんまる)』が座標した場所でもあります。
1857年(安政4年)にチューリップで有名なオランダのキンデルダイクで建造されて完成した幕府海軍の主力艦『咸臨丸』は、1860年(安政7年)に日本の船としては初めて太平洋横断を成し遂げた軍艦です。
晩年は旧幕府軍と新政府軍が戦った戊辰戦争において旧幕府艦隊の軍艦として使われ、品川沖から奥羽列藩同盟の支援に向かいますが、銚子沖で暴風雨に遭遇します。
この修理のため清水港に入港した際、新政府軍艦隊に追いつかれ攻撃を受け、乗組員の多くは戦死、この時の乗組員の遺体は『咸臨丸』に放置されました。
その後『咸臨丸』は、明治政府に接収され、北海道開拓使の輸送船となりますが、戊辰戦争で敗れた白石藩片倉氏の旧臣を乗せ、仙台を出港し、箱館経由で小樽に向かう途中、この木古内町のサラキ岬で座礁をして消えました。
この『サラキ岬』には、『咸臨丸』のモニュメントや石碑が設置されています。
サラキ岬
1871年に、江戸幕府が保有していた軍艦である咸臨丸が沖合で沈没したとされている場所。
このため、咸臨丸終焉記念碑や咸臨丸のモニュメントが建てられているんだ。 pic.twitter.com/Sj0CFcNpFB
— キャロット (@kit4wd) May 6, 2020
『咸臨丸』がオランダで建造されたという事で、こちらには、チューリップの花壇が整備されており、毎年5月には、数万球の様々な品種や色彩のチューリップを楽しむ事ができます。
『サラキ岬チューリップフェア2020』は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止ですが、チューリップ園は通常通り開放されていますのでチューリップを見て楽しむことができます。
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