【函館市】登り口の看板を見落とさないよう注意!恵山方面へ行くなら武井の島展望台に寄り道することをお勧めします。
函館中心部から恵山方面に向かう途中の戸井町に入ってから左手の方に、このような看板があります。
看板の横の坂は、結構、急な坂道で、勾配が20%近くある上に石畳の道路なので一瞬、登ることを躊躇しますが、この坂道を登って行くと、戸井町時代に廃校になった『旧鎌歌小学校』があり、その校門を道なりに進んで、さらに急な坂を登って行くと駐車場に到着します。
駐車場から、このような看板が見えますので、車から降りてこの矢印の方面へ歩きます。
坂道を登って行くと、この先に何があるんだろう?とワクワクさせてくれる道が続きます。
この道から見える景色がなかなか素敵で、特に向かって左側の方には日浦岬とそこに続く海岸線や国道278号線を見ることができ、一瞬、足を止めて眺めたくなる景色が広がります。
10分くらいでこのような展望台に到着します。
標高57mほどですが、岩山の頂上にありますので視界はいいです。
戸井町の市街地を見下ろす事ができ、広がる海岸線や青森県下北半島、津軽海峡を一望できる見晴らしのいい展望台です。
右側には汐首岬と荒々しい岩肌を眺めることができ、右側には、先ほどの展望台までの道から見えていた日浦岬が眼下に見えます。
こちらが、この展望台の名前にもある伝説の神の島『武井(ムイ)の島』です。
クジラに似た形ですが、名前の由来はムイ(アイヌ語:オオバンヒザラガイのこと)という貝に形が似ていることから『武井の島』と名付けられたそうです。
この島には、いくつか伝説があります。
昔、ここでムイとアワビが喧嘩をして、島より西側はアワビの国となり、東側はムイの国となった、という伝説や、
西側には、鮫穴という洞窟があり、タコとサメが喧嘩をしてタコが負けて去ってったという伝説もあります。
さらにこの穴には、陸地にある丸山龍神の穴とも通じていたという伝説もあります。
実際、30年ほど前までは、伝説の通りにアワビが生息していたそうですが、わかめが繁茂するようになってから東側でもアワビが取れるようになったそうです。
武井の島展望台はこちら↓
(Nagare〆)