【函館市】『カトリック元町教会』では約100年前の木彫採色である美術作品を見ることができます。
こちらは『カトリック元町教会』です。
大三坂の先にあるチャチャ登りへ入る手前に建っており、12世紀のゴシック建築様式を用いた高くそびえるとがった屋根の大鐘楼が特徴で、横浜、長崎に建立するカトリック教会と並び、国内では最も古い歴史を持つ教会です。
建設は、当時のコンクリート建築の名工「木田保造」が手掛けました。
最初の聖堂は、1859年にパリ外国宣教師司祭メルト師によって仮聖堂が建てられ、現在の聖堂は、1921年の函館大火後、1923年に第5代目の教会として再建、1924年に献堂されたものです。
建物の中に入ると、聖堂内の中央祭壇や副祭壇、両壁に14景の十字架の道行きがあり、これらは、イタリアのチロル地方の約100年前の木彫採色で、ローマ教皇ベネディクト15世より贈られたものです。
また、聖堂裏には、高さ1.5mの聖母マリア像をまつる「ルルドの洞窟」があり、毎年、5月と10月に信者が祈りをささげているそうです。
※『カトリック元町教会』内の見学は時間が決まっています。無料で入ることができますが、撮影は禁止です。
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