【函館市】境内に碑が多数ある実行寺には函館七福神めぐりの『大黒天』も祀られています
こちらは日蓮宗の『実行寺(じつぎょうじ)』です。
1655年(明暦元年)に清寛(せいかん)という僧が、現在の弥生町に草庵を結んだのが始まりと言われています。
『実行寺』は、1881年(明治14年)に現在の場所に移転し、2度の火災で焼失したため、1918年(大正7年)に土蔵風耐火建築の本堂が建立され現在に至ります。
『実行寺』と名乗るようになったのは、いつ頃からかは明らかではないとのことです。
正門前の日本の石塔は、左側が『大東亜戦争戦死病没者供養塔』、右側が『日露役戦死忠魂塔』です。
境内には、高田屋嘉平の守護神だったと言われている『妙見菩薩』が祀られ、また、箱館戦争で戦死した会津藩士の墓などもあります。
1854年(嘉永7年)にペリーが箱館に来航した時には、写真班の宿舎となり、こちらで行われた写真術は住民を驚かせたといわれています。
その翌年には、疾病水兵の療養所として使われていました。
他にも、ロシア領事館として利用されたり、箱館戦争終結後、旧幕府軍戦死者の遺体が市中に放置されていたのを寺で葬ったりした場所でもあります。
こちらには函館山七福神の『大黒神』も祀られています。
『実行寺』はこちら↓
(Nagare〆)