【函館市】函館の郷土料理!大正10年築の『菊泉』でクジラ汁を食べてみよう!
こちらは、茶房『菊泉』です。
大正10年に建てられた酒問屋の別邸を再利用した建物で、とてもレトロな感じです。
ほぼ当時のままの状態の建物の中には、当時から使われていた囲炉裏もあります。
こちらのお店には、いろいろ人気のあるメニューがあるのですが、今回はあえて函館の郷土料理の『クジラ汁』を注文しました。
最近は、自宅で作られることも少なくなったクジラ汁ですが、もともとクジラ汁は、函館のお正月に大量に作られていた食べ物です。
保存もききますし、体が温まるため1週間くらいかけて「大物になりますように」と縁起を担いで食べられていたものでした。
具材は、塩クジラ、こんにゃく、ワラビ、フキ、ぜんまい、細タケノコ、大根、ニンジンなどで、醤油や塩味でつくられます。
茶房『菊泉』は、塩味でした。
上の写真は、赤飯とクジラ汁のセット(780円)です。
私、函館人ですからお赤飯に甘納豆は当然だと思っていったのですが、他の地域から見ると珍しいそうですね。
注文をした後、クジラ汁の潮の香りが漂ってきます。
甘い甘納豆のお赤飯に、寒い外で冷え切った体を温めてくれる塩味のクジラ汁。
美味しいにきまってるじゃないですか!
茶房『菊泉』は、初めて訪れた方でも、思わず『ただいま!』と言いたくなるようなまるで、おばあちゃんの家のような佇まいの素敵なお店でした。
茶房『菊泉』はこちら↓
(Nagare〆)