【函館市】函館空襲で沈没した青函連絡船「第四青函丸」の沈んでいる場所がわかりました!
2020年8月13日、青函連絡船『第四青函丸』が函館沖南西約5㎞の水深約80mの海底に沈んでいることが、静岡県の民間海洋調査会社の調査の結果わかりました。
第二次大戦で撃沈された青函連絡船 第四青函丸が見つかったとの事で
当時は戦時塗装なので知識が無いと写真だと判別が難しいよね pic.twitter.com/0KkEgqKJxp
— cherry335 (@cherry335) August 13, 2020
青函連絡船『第四青函丸』は、1945年に北海道空襲で米軍機から空爆を受けほぼ全滅し、500人以上の犠牲者がでた青函連絡船12隻のうちの1隻です。
北海道空襲では、1945年の7月14・15日の2日間に及び、全道で2900人以上が犠牲になりました。
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この北海道空襲では、函館でも大きな被害を受けています。
当時、掘り出した石炭などを本州に運んでいた青函連絡船も米軍の空爆の標的となり攻撃(函館空襲)されて、当時運航していた全12隻のうち、沈没8隻、座礁炎上2隻、損傷2隻という壊滅的な被害を受けました。
函館港内では、『第四青函丸』「第三青函丸」「第十青函丸」が沈没し、「松前丸」が座礁炎上しました。
当時、軍部が青函連絡船が攻撃をうけて沈没したことを公表しなかったため、被害状況や沈没した正確な場所などは、わかっていませんでしたので、今回の調査で、詳しい場所が特定されたことは、空爆を振り返る上での重要な資料となりました。
今回の発見で、12隻のうち行方が分からないのは「津軽丸」と「第三青函丸」の2隻のみとなりました。