【函館市】『東坂』の途中にある『函館中華会館』は建築当初の姿を残す国内唯一の建物だという事を知っていましたか?

こちらは『東坂(あずまざか)』です。函館市弥生小学校東側の坂です。

真っすぐな坂ではないので、他の坂と比べると人によっては不満を持たれる方もいそうな坂ではありますが、坂を登って行くと厳しい急傾斜(最大斜度が14.36度)の坂となり、さらにその先に石段が続いていて(車ではのぼれません)そこを登り切ってから一房できる函館港の景色は一見の価値があります。(ただし、この先は民家の敷地ですから、それ以上先には行けません。)

1879年(明治12年)の大火まで、浄玄寺(現東本願寺別院、弥生小学校の東半分)の下に2本の坂があったのですが(西側の坂を『浄玄寺坂』東側の坂を『東の坂』)明治12年の大火後は一本になり、上まで通されました。

この時『東の坂』から『東坂』と、いう名称になりました。

坂の途中には、1907年(明治40年)築の北海道内で現存する写真館では最古の建築物『旧小林写真館』があります。

1902年(明治35年)神戸の写真師『小林健蔵』が開業したもので、現在の建物は、大火で類焼した後に再建した建物です。

1989年には、市の『景観形成指定建築物』に指定されています。

港を出入りする外国人や『石川啄木』も来館したこともある写真館で、中には、開業当時のものも残されているそうです。

★『旧小林写真館』はこちら↓

さらに坂をあがると『函館中華会館』もあります。

現在は、老朽化のために中は非公開となっており、外観しか見ることができませんが、明治末期に中国から大工や彫刻師などを呼び3年かけてつくられた建物で国の重要文化財』です。

中華街がある横浜や神戸の中華会館は、太平洋戦争で失われて戦後に再建された建物ですが『函館中華会館』は、建築当初の姿を残す国内唯一の建物です。

開港後の華人達の活動の拠点となった建物で、函館と中国の貿易の柱の役割をしていたそうです。

★『中華会館』はこちら↓

★『東坂』はこちら↓

Nagare〆

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