【函館市】『船見坂』の途中にある『大正湯』の前の道に『山ノ上遊郭』があったことを知っていましたか?

 

こちらの坂は、明治時代船見町』という町名が誕生した時から船見坂』と呼ばれるようになりました。

『船見町』の名称は、港を行き来する船がよく見えたことが由来であると言われています。

また、坂の途中には、映画ロケで使用されることが多いピンク色の銭湯大正湯』があります。

『大正湯』は、大正3年(1914年)に創業の100年以上の歴史を持つ銭湯です。

現在のピンク色の建物は、昭和2年に建替えられたもので、函館市の景観形成指建築物に指定されています。

男女別の入り口から入るとすぐ玄関と番台があり、脱衣所となる昔懐かしい感じの銭湯です。

『大正湯』はこちら↓

『大正湯』の前の道『魚見坂』から『弥生坂』までの道は、かつて『旅籠町(はたごまち)』と言われ『山之上遊郭』があったそうです。

『山之上遊郭』は、1859年(安政6年)箱館開港をきっかけに江戸の吉原を模して整備されました。

しかし、1871年(明治4年)『切見世火事』により全焼したため、遊郭の形を残すものは全くなくなりました。

この大火によって亡くなった引き取り手のない遊女たちの供養塔が、外人墓地の方にある『地蔵寺』に残されています。

『地蔵寺』はこちら↓

『船見坂』はこちら↓

(Nagare〆)

Nagare〆

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